会社でメールサーバー、グループウェアとしてマイクロソフトのExchage Serverを使っています。
Exchange ServerのクライアントはOutlookなのですが、重い、遅い、で使いたくなかったのでOutlook以外のExchangeクライアントをいくつか試していました。
結局、PCではOutlookを使うしかなかったのですが、その時のメモです。
Outlook
Exchange Serverの標準のクライアントはOutlookでExchange ServerとMAPI/RPCで接続できます。
MAPI/RPCとはOutlookがExchange Serverと通信するための独自プロトコルです。
MAPI/RPCをサポートするクライアントはOutlookのみです。
OutlookはWindowsだけでなく、Macでも使用できます。
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iOS・Android
iOS(iPhone, iPad)とAndroidはExchange ServerとEAS (Exchange ActiveSync)で通信できます。
EASはモバイルデバイスをExchangeと同期できるようにするプロトコルです。
メール、連絡先、カレンダーを同期することができます。
外出先などでノートパソコンでOutlookを開く場所や時間がない時などに重宝します。
Webブラウザ
一般的なWebブラウザからOWA (Outlook Web Access)経由でExchangeにアクセスすることができます。
ブラウザでOutlookに近い画面を表示し、Outlookとほぼ同じ機能が使えます。
とはいってもiOSのSafariでは遅くてまともに使えていませんでした。
クライアント端末にデータをキャッシュすることはできないためか、PCのブラウザでも動作は遅いです。
他のクライアントと違ってオフラインでの使用もできません。
OutlookがインストールされていないPCからExchangeにアクセスしなければならない、などの緊急用って感じですかね。
一般的なメールクライアント
一般的なメールクライアントが使うIMAP4 / POP3でExchange Serverと通信できます。
ただし、これらのIMAP4 / POP3はExchange Serverのデフォルトでは無効になっています。
もし、Exchangeの管理者がIMAP4かPOP3を有効にすれば一般的なメールクライアントが利用できます。
当然ながらアクセスできるのはメールのみで連絡先、カレンダー、メモにはアクセスできません。
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